岡田塩倉の中心にある海福寺をご存知ですか。
平成19年9月29日~平成19年11月11日に市制100周年に行われた、松本平の仏像・神像「100体」を参集して、皆さんに見ていただいたあの「松本平の神仏 百柱をたてる 空即是色*千住博」の展示で、ひときはその美しくバランスのとれた姿が目立った海福寺の観音様。
その観音様と、弘法様の2体の仏像をもつ塩倉海福寺、松本三十三番札所第二十六番として認知されており、時には皆さんの訪問を受けています。また、脇にある枝垂れ桜は、市内でも有数の桜の美しさを際立たしています。
昔から、塩の道に君臨し、伝承では2回と言われている移転を経て、現在の場所に観音様は寛政年間(1790代)に設置され、また弘法様の仏像は天保6年(1835年)に設置されたと記録されています。
この海福寺の建物が、シロアリで土台の腐りが見られましたので、今回土台の修復を行い、きれいに磨いて、少し化粧直しして、新しい歴史の第一歩素歩み出しました。今回の発見で、弘法様の安置ケースに、明治7年庚戌という表記(1874年)が発見されました。天保6年の創設から、明治のはじめに修理が為されたことが伺えます。あるいは廃仏毀釈から復元されたのかもしれません。
十年ぐらい前までは、毎年1月に御開帳を行い、お祭りを行い、ダルマさんの販売を行って隠れた名所と皆さんによろこばれていましたが、管理する人たちの老齢化で、管理が難しくなって、休止状態になっています。各所から復活のご意見をいただき、地区の若い人達が、復活を目指して準備しているようです。
早くの復活を期待するところです。
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